Cerevoは3月28日、USBキーボードをBluetoothキーボードとして利用できるバッテリー内蔵モバイルアダプタ「EneBRICK」の発売を発表、4月上旬より出荷を開始。
3月28日、Cerevo本社から徒歩数分という秋葉原の「AKIBAドラッグ&カフェ」で、USBキーボードをスマートフォンやタブレットで利用できるモバイルバッテリー EneBRICKの発売をするというプレス発表会が行われた。
Cerevoの岩佐琢磨社長は、cerevoについて「LiveShell PRO」などの映像配信系のアプライアンスなどのイメージが強いが、「OTTO」などのユニークな家電など幅広く手がけており、「誰も手を付けていないスイカの一番おいしいところ」を狙って商品作りをしていると自社の目指すところを説明。大手が手を出さないニッチな製品であるが、全世界で求められる製品を作りたいと今後の製品開発にも意欲を見せた。
今回発売された「EneBRICK」は、2013年に自社で運営するクラウドファンディングサイト「Cerevo DASH」にて発表されていた製品で、予定時期より若干遅れたものの、ほぼスケジュールどおりに一般販売が決定した。
USBキーボードを接続することでBluetooth 2.1+EDR対応のワイヤレスキーボードとして利用でき、バッテリーは、スマートフォンの外部バッテリーとしても使用できる。バッテリー容量は6,000mAhでキーボード給電用の500mAのポートと、スマートフォン充電用の2.1Aのポートを備えている。
クラウドファウンディングで公開した際、PFUのTwitterアカウントから反応があり、同社の「Happy Hacking Keyboard」ユーザに最適なデバイスではないかと紹介。実際に、「Happy Hacking Keyboard」ユーザーからの製品化の要望、出資も多数集まったという。
PFUの「Happy Hacking Keyboard」は、キータッチも良く、快適なタイピングができるキーボードだが、静電容量無接点方式ゆえに、iPadなどのタブレットに接続しての使用ができなかった。iPhoneやiPadなどのスマートフォンやタブレット、そしてPCでもワイヤレスで使用したいというニーズに最適という事で、「Happy Hacking Keyboard」コラボした限定デザインモデル「EneBRICK HHKB Edition」がPFUダイレクトで発売されるということだ。