THERMOSの山専ボトル「ステンレスボトルFFX-900」は、高い保温性能を持ったステンレスボトル(魔法瓶)だ
こちらは長年愛用していた、スリムなTHERMOSステンレスボトルとタイガー魔法瓶のSAHARA
同じ「山専ボトル」で、0.5ℓタイプもあるが、保温性能を求める場合「ステンレスボトルFFX-900」一択だろう。FFX-900の保温性能は、6時間経過後で80度以上、24時間経過後でも60度以上ある。これが、0.5ℓタイプの「FFX-500」の場合、6時間経過後で77度以上、24時間経過後で50度以上と保温力に大きな差が出てしまう。スリムボトルでも6時間経過後で74度以上、24時間経過後で46度以上なので、容量による保温力は侮りがたい。
フリーズドライ食品やアルファ化米の調理の為に湯を沸かす必要がある場合、日帰りや1泊程度の短行程であれば「ステンレスボトルFFX-900」のみで賄える可能性もある。後半で温度が低下してしまった場合や容量が不足する場合には、お湯を沸かす事になると思うが、山専ボトルと組み合わせる事で、燃料を節約したり、火が使えない場所で食事をする際にも(火が使える場所で沸かしておくなどで)温かいお湯を使う事ができる。
災害時においては、沸かしたお湯を保管して調理に使うなど燃料の節約に活用することができる他、被災時に温かな飲料を入れたボトルを持っていた場合には、寒い冬でも暖をとる事が出来るだろう。
複数名で同じボトルを保有していた場合には、一回の調理でそれぞれのボトルのお湯を使うのではなく、1つのボトルのお湯を使い切って、次の調理の際には別の人のボトルを使うといった方法をおススメしたい。それぞれ個人のボトルのお湯をちょっとづつ使ってゆくと、保温力が下がって冷めやすくなるので、なるべく満タンの状態を維持するのが望ましいためだ。また、保温力の低いボトルを持っている人が居る場合にはそちらから使うようにする。このようにローテーションすることで、いつでもできるだけ温かいお湯を長く使う事ができる。