軽量なのに高品質のサウンドが楽しめるスタンダードなモデル
ゼンハイザーエレクトロニクスのカナル型イヤホン「CX 300 II」は、CX 400をベースとしたコンパクトながらも手軽に高品位なサウンドが楽しめるインナーイヤー型イヤホンである。
本体重量が4gという軽量ながら、低音もしっかり出ていて満足な音質。音質はCX400ベースでお値段はCX300並み、という表現がピッタリ来る感じ
ハウジングカラーは、ブラック、シルバー、レッド、ホワイト、ピンクの5色あり、ファッションやiPodの色などに合わせてコーディネイトができる。
今回、シルバーを試してみたが、写真でもわかるとおり安っぽい銀メッキな感じがしないのが良い。 ブリスターパッケージなのは、売価を考えると妥当なところだろう。 |
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付属品 ・イヤーアダプターセット(S/M/L) ・キャリングポーチ |
音質的には、重低音を中心にバランスが良い感じ。ゼンハイザーの音作りの特徴かもしれないが、エントリーモデルであってもドンシャリ感がなく「落ち着いているが深いサウンド」が楽しめるように思う。大中小のイヤーピースによって幅広い人に対応する。小柄な女性でも高いフィット感が得られ、遮音性もよい。
わずか4gという軽量ハウジング
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L型コネクタ
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L型コネクタは、ポケットにプレイヤーを収納したまま聴く、などの状態でも折れ曲がりによる断線が起こりにくいようになっており、着脱もしやすく操作感は良い。バネ式のクリップになっているケースの蓋は、出し入れの際にもワンタッチで開閉でき、利便性が高い。
実売5,000円前後の価格は、コストパフォーマンスに優れ満足感が高い。iPodに付属のイヤホンが別売で4,000円弱と考えると非常にリーズナブルと言える。イヤホンを収納するケースや、左右のイヤホンが絡みにくいように分岐部分を処理されたケーブルなど細かな部分での作り込み、利便性の高さはさすがゼンハイザーと言ったところ。標準イヤホンをずっと使っていて、はじめて他のイヤホンを買おうと思っている人や、「白いヘッドホンじゃないのが欲しい」という人にとっては、デザイン、音質、価格のバランスがとれておりオススメなモデルだ。
協力:工藤祐子と彼女のペルシャ絨毯